特別展「神仏習合 御流神道玉水流と神道灌頂」
特別展「神仏習合 御流神道玉水流と神道灌頂」を下記の期間、開催いたします。
期 間 11月22〜24日
時 間 9〜16時
拝観料 800円
御流神道玉水流
江戸時代中期、西福寺中興活濟上人によって真言密教の神道の一派である御流神道が中興され、後にこの地にちなんで玉水流と呼ばれるようになりました。活濟上人は延享元年(1744)、奈良東大寺空海寺にて大規模に神道灌頂を執行、当時南都に伝わっていた御流神道を再興しました。明和4年(1767)には西福寺にて神道灌頂を執行、智積院化主を初め全国の150人の僧に法流を伝授します。活濟上人亡き後、弟子である文濟法印によって寛政元年に智積院鑁啓僧正に神道灌頂が執行され、法流の中心は智積院に移りました。西福寺には当時の神道灌頂本尊図が現存しており、この度の展示にて是非ご覧いただき神仏習合の世界を体験していただければ幸いです。
今回の特別展では江戸時代中期に開かれた勧修寺宮の直末寺と院室の歴史と流れについて、当時を偲ばせる什物とともに展示をおこないます。
※什物を遮るものがございませんので、保存の関係上マスクの着用をお願いいたします。(受付にてお渡しします)
※仏像以外の写真撮影はお断りしております。
金剛界曼荼羅 宝暦8年(1758)
活濟上人代 神道灌頂本尊
胎蔵曼荼羅 宝暦8年(1758)
活濟上人代 神道灌頂本尊
三種神器 内侍所 江戸時代
神道灌頂本尊
三種神器 神璽 江戸時代
神道灌頂本尊
三種神器 宝釼 江戸時代
神道灌頂本尊
十一面観世音菩薩 明和2年(1765)
活濟上人開眼 神道灌頂本尊
八大荒神 江戸時代
神道灌頂本尊
如来荒神 江戸時代
神道灌頂本尊(十二天の地天の代わりに用いる)
展示予定一覧
特別公開 仏画 両界曼荼羅 江戸時代
特別公開 仏画 三種神器図 江戸時代
特別公開 仏画 十一面観世音菩薩 江戸時代
特別公開 仏画 八大荒神 江戸時代
特別公開 仏画 如来荒神 江戸時代
特別公開 仏画 高野四所明神 江戸時代
特別公開 仏画 春日大明神 江戸時代
特別公開 仏画 日輪大師 江戸時代
特別公開 仏画 雨宝童子 江戸時代
特別公開 仏画 弘法大師 江戸時代
特別公開 仏画 活濟上人像 江戸時代
特別公開 仏画 文濟法印像 江戸時代
通常公開 仏像 聖観世音菩薩立像 平安時代前期 京都府暫定登録文化財
通常公開 仏像 不動明王坐像 平安時代中期 京都府暫定登録文化財
通常公開 仏像 地蔵菩薩立像 平安時代後期
通常公開 仏像 十一面観世音菩薩立像 室町時代
通常公開 仏像 薬師如来坐像 室町時代
通常公開 仏像 阿弥陀如来立像 江戸時代
通常公開 仏像 大日如来坐像 江戸時代